中年女子の仕事と壁

ロストジェネレーションのアラフォー女。リストラや未婚など不安定な生活を綴る。

氷河期は終わらない。

新卒での就職活動の時、

時代は就職氷河期だった。

 

というか、氷河期じゃない時代って、

近年だとリーマンショック直前の2年くらい?

もはや就職が困難なのが当たり前だ。

 

 

当時はリクナビが使われだした頃だが、

葉書での資料請求もまだ生き残っている混乱期。

葉書で一社一社に会社案内の資料をもらうことが

就職活動で必須だった。

 

で、新卒の時もマスコミや流通を中心に、計100社くらいエントリーした。

もちろんことごとく落ちた

就職氷河期+マスコミ志望=死

面接に進めたのも、半分?いやそれ以下か。

 

有名企業の選考がいかに熾烈かを知った。

フジテレビは書類選考なしにいきなり面接で、

すごい人数がお台場本社に押し寄せていた。

面接や採用を流れ作業で行うブースの一角で、

おそらく面接を失敗した学生からの電話を受けている社員さんがいた。

「面接は再度実施できません。もし従っていただけない場合、

弊社に合う方ではないと判断します」みたいな説得を、受話器にしていた。

 

 

講談社は非常識テストと言われるペーパーがたまたま通り、

3次選考くらいまで行った。

案内をしてくれるオジサマがとても優しく、学生一同癒されていた。

三浦しをんの「格闘する者に○」で、

おそらくそのオジサマがモデルとなった登場人物が出てくる。

 

今の就活生にも心底同情する。つらいもん。

私は「就職運」のなさは、新卒時代から

もちろん言い訳にならないのだが、

あまりに同じことの繰り返しで、呆れる。

 

ちなみに結局就職が決まったのは、

大学を卒業後。

アルバイトをしていた8月ごろだった。

ジャスミン キャリアスタッフ